明るく、いくらか白っぽい黄色は、和名では「卵色」「玉子色」ということが多い。
おそらく江戸時代以降に作られた比較的新しい色名だとされているが、やはり卵の黄身のような黄色らしい黄色というつもりだったのでしょう。
しかし、この色名がつけられた色見本は、今から見れば、どうしても明るく白っぽい黄色にすぎない。
かつて農家の庭先を走り廻り、みみずなどを突ついていた健康な鶏が産んだ卵の黄身は、狭い鶏舎に詰め込まれ、人工飼料で無理矢理大きくされて、一種の産卵機械に作り変えられた最近の鶏が産んだ水っぽい卵よりも、余程濃厚な黄色だったはずなのだが、着色された色見本では、最近の水っぼくて薄い卵の色に近いのが卵色です。