クロームイエロー、カドミウムイエローなどの、化学的に作られた冴えた強い黄色が出現する以前は、「ネープルスイエロー」、つまゲナポリの黄色と呼ばれる色が、黄色の絵の具の代表的な色であった。
フランス語では、この絵の具の色を「ジョンブリアン」という。
いわば輝かしい黄色です。
しかし、残念ながらこのジョンブリアンは、今では明るい中間色の黄色にしか見えなくなった。
フランス語の黄色「ジョン」の語源は、ラテン語のgalbinusとされ、本来は薄い緑という意味だったというから、ラテソ語では緑の方が、黄色よりも先に生まれた色名だったことになるが、大昔には、緑が裾めて薄くなったとしか思えないような、薄い黄色しか存在しなかったのかもしれません。